Web漫画傑作選 − マイナーだけど面白い作品を2つご紹介

今回は、マイナーだけど面白いWeb漫画をご紹介したいと思います。

すでに下記の記事では、私の中での殿堂入りWeb漫画を紹介しており、

さらに下記の記事では、私がもっと評価されるべきだと考える隠れた名作を紹介しております。

上記で本命はほぼ出尽くしていますが、一部、紹介したいけど書ききれなかった作品があるため、こちらで2作品ほどご紹介します。

XIII

タイトルは、アラビア数字の「13」です。

もちろんこの数字が本作品のキーナンバーとなっていて、主人公の年齢は13歳ですし、物語の話数も13話までありますね。

本作は、かなり正統派のファンタジー作品となっています。小さな辺境の村に封じ込められた太古の魔物をめぐる、少女と騎士の物語です。

ストーリーは長すぎず、ほどよいボリュームでまとまっています。物語の展開がしっかりと構成されているので非常に完成度が高いですね。話数もちょうど良いから作画を一新してアニメ化すればいいのに。

ヒロイン(というか主人公)の描写が丁寧で非常に魅力的に描かれていますね。読み進めるほどエリニースが可愛くなってくる。

そして、ラストは最高の終わり方だと思います。心が洗われるような清々しいエンディング。もしちょっと釈然としないバッドエンドだと思ったら最後の画像をクリックするのを忘れないように。

なお、11話なんて存在しません。11話だけ他の話とURLの表記がちょっと違って「-2」とかなっていたりするかもしれませんが、無いものは無いのです。

作者について

絵を見てお気づきかもしれませんが、この作品の作者は、前述の記事で私が「隠れた名作」として挙げた、アルティメットシュワルツシルトチリ(ry の作者と同一です。

名前を変えて色々な作品を描かれており、その点をみても、ストーリー作りの才能は凄いなぁと感じています。

皇国坂クライマーズ

日露戦争を舞台にした戦記モノです。

日露戦争といえば司馬遼太郎の「坂の上の雲」が超有名で、本作もこれを多分に意識しているようではあります(タイトルもなんとなく)。

とはいえ、坂の上の雲を未読でもなんら問題なく、別モノの日露戦争マンガとして楽しむことができます。

むしろ小説から入るよりも、漫画からの方が取っ付きやすいかもしれないですね。

当時の戦争における駆け引きや、政治的なしがらみ、組織の不和などが、堅苦しくないイラストで描写されていきます。

「坂の上の雲」では無能とされた伊地知参謀について、違った解釈で描くなど、作者のこだわりも感じられます。

熱い展開と頭脳戦で、ストーリーも非常に面白いので、ぜひ読んでみて欲しい作品です。

なお、この作品については現在も連載中です。

作者について その②

さて、この皇国坂クライマーズの作者ですが、実はこれまた上述のアルティメット(ry やXIIIの作者と同じ人です。

比べてみるとめちゃくちゃ絵が上達していませんか? 最初この漫画を見つけたときは同じ人だとは気づきませんでした。

継続は力なりと言いますが、人はこんなにも成長するものなのですね。

そして、ストーリーは相変わらず安定して面白いと思うんです。

まとめ

以上、2作品をご紹介致しました。

結果的に、同じ作者の作品を何度も紹介するかたちになってしまっていますが、決して回し者とかではありません。

こういう、プロの商業の世界には出ていないけれど、とても面白いものを生み出す人がいるというのが、誰でも公開できる自由なWeb漫画の醍醐味なのではないかと思います。

もちろん、それ故に玉石混交で質の低い作品も多々あるわけですが、こうした中から面白い作品を見つけられたら、また随時ご紹介したいと思っています。