教育訓練給付金の支給申請をしてきた。ちょっとだけ面倒だった手続きと必要書類について

キャリア戦略

教育訓練給付制度ってあるじゃないですか。

予備校の講座とかを申し込んでお金を払うと、その代金が一部返ってくるという職業訓練の補助金制度ですね。

今回、その支給申請をしてみました。そして、20%くらいお金が返ってくることになりました。金額にすると数万円くらい。

手続きに必要な時間は1時間くらいだったので、時給換算すると数万円/1h。なかなかコスパの良い作業ではあります。

いや、本質的には時給で比べる類の作業ではないんですけど、そうでも考えないと、面倒くさくなって放置したまま申請期限を過ぎる恐れもあるのがこういう手続き。

しかも、申請期限は修了証明書の発行日から「1ヶ月以内」ですよ。ちょっと短すぎません?

どこで申請するのか

教育訓練給付金の申請場所は、ハローワークです。

ハローワークってなんだか、ちょっと及び腰になりません? 無職の人が行くイメージでなんだか怖い。

……と思ってたら、最寄りのハローワークはめっちゃ綺麗な建物でした。例えるならば「高齢者向け介護付き住宅」のような、シンプルだけど温かみを感じさせるデザイン。

心理的な入りづらさを取り除く配慮が感じられます。

ちなみに、教育訓練給付金の申請には、住民票記載の住所を管轄するハローワークに行く必要があります。どこでも良いわけではありません。

最初、職場近くにハローワークがないか調べていたんですが、そもそも自宅住所から離れているので駄目でしたね。

なお、ハローワークは平日しか開いていません。無職の人が行く前提なのか……? と一瞬思いましたが、まぁ役所の一種ですしよく考えたら普通ですね。

ともあれ、平日は仕事をしている在職中のサラリーマンが教育訓練給付金を申請するためには、現実的には有給休暇でも取得してハローワークの窓口に行く必要があります。

郵送は基本的に受け付けていないようです。

意外と、面倒くさい……。

申請に必要な書類等

申請に必要な書類等は地味に多いです。

  1. 教育訓練給付金支援申請書
  2. 教育訓練修了証明書
  3. 領収証
  4. 身分証明書
  5. 印鑑
  6. 預金通帳 または キャッシュカード
  7. マイナンバー
  8. 雇用保険被保険者番号

1.の申請書と2.の修了証明書は、給付金申請ができるようになった時期に、資格予備校等が発行してくれます。

ちなみに申請書は、面倒なので未記入でハローワークの窓口に持っていって、職員の方に分かりづらい箇所を適宜確認しながら現場で記入しました。予備校は1枚しかくれないから間違いが怖いですし。

3.は、注意が必要です。これ、講座の申し込みの際に代金を支払った時の領収証ですけど、この領収証をちゃんと取っておかないといけません。申請窓口でもチェックされたので、必須ではないでしょうか。

もし無くしてたら……、救済手段があったのかどうかは不明です。少なくとも、手続きがより面倒くさくなっていそう。

4.の身分証明書は、一般的なやつですね。こういう時のために、私はペーパーゴールドの運転免許証(一切運転をしない人の優良運転免許証)を持っています。

5.は、申請書に印鑑を押す欄があるので、一応持っていくと良いかもしれません。まぁ私は忘れたんですけど、大丈夫でした。申請書を自署していれば無くても許されるのかも知れないです。

6.は、給付金の振込先口座を示すためのものです。なんか申請書の説明書きには、「金融機関の印鑑付きの口座証明書」とか仰々しいことが書いてありましたが、普通にキャッシュカードを提示するだけでOKでした。

7.は、申請書にマイナンバーを記入するところがあるので、少なくとも番号が分かるものが必要です。マイナンバーカード等の提示は特に求められませんでした。

雇用保険の被保険者番号……?

さて、いちばん厄介だったのが、8.の雇用保険被保険者番号。申請書にこの番号を記載する必要があります。

しかし、そもそも雇用保険なんて普段は全く意識していませんから、番号がどこに書いてあるのか分かりません。

雇用保険の被保険者証に書いてあるようなんですが、そんなもの貰った記憶がない。

で、会社の人事部に問い合わせてみたら、被保険者証は入社時にすべての社員に直接渡してると言うんですね。こっちは全く記憶にないんですけど。何年前の話だろうか。

というわけで、古い書類を漁ってみたら、ありました。雇用保険被保険者証。小っちゃい紙。全く重要書類だと認識していなくて無造作に書類の中に挟まっていました。

まぁ、もし無くしていても、ハローワークで再発行できるようなんですけどね。手数料を支払えば。

しかし、この雇用保険の被保険者証の捜索が一番時間と手間のかかった部分のような気がします。

窓口での手続き

基本的には、窓口で職員の方が書類の内容を確認して、問題や不備がないかどうかをチェックする時間です。

ただ、その場でなにやら「確認書」のようなものを書かされました。不正受給をしていないことを表明するための、「はい」「いいえ」で答える形式の書面です。

書かれている質問が、固有名詞に定義もなくてくっそ読みづらいんですけど、まぁ職員の方にいちいち聞きながら丸を付けていけば大丈夫でしょう。

この手の制度は、不正受給で悪用されやすいでしょうから、この手の署名はやむを得ないのでしょうね。

で、一通り完了したら、その場で支給決定の通知を貰えます。次回の基準日(支払予定日)に、こちらが指定した口座に振り込みされます。

というわけで、手続きはあっさり終了。

特段難しくはないですね。ただ、わざわざ窓口に行く必要があるなど、ちょっと面倒くさい部分があるだけです。

とりあえず、領収証は無くさないように。あと、雇用保険の被保険者証の在処は確認しておくと安心です。

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