子供の教育に、図鑑というのは効果的だと思います。
絵本が想像力を育むとすれば、図鑑は子供の知的好奇心を満たすのに最適なツールです。
少なくとも、親の目線からはそう思います。
Wikipediaとタブレットがあれば百科事典は無用の長物、なんて見方もあるかもしれませんが、なんだかんだで子供に見せるなら液晶よりも紙冊子の方が「なんとなく手に取って読む」的な使い方ができるから便利だと思っているんですよね。
(自分用の書籍は最近ではすべて電子書籍ですが、人と共有しようとするならやっぱりまだ冊子に利点がありますね)
そして、どうせ買うなら、子供向けに単純化されたものよりも、大人が読んでも面白いガチンコの図鑑が良いでしょう。
おすすめはこれ。
重厚です。内容もあまり子供向けとは言えません。
しかし、それが良いのです。
ジャンルも動物とか虫とか特定の分野に絞っているわけではなく、植物も無機物も一冊でなんでも幅広くカバーされています。
特定の分野にのめり込みたいわけではないので、分冊化されていない方が使いやすいですよね。
子供向けの図鑑としては、絵本タイプのものもあったり、もう少しカッチリしたものでは小学館や学研、講談社あたりのビジュアル図鑑が有力ですが、それでもやっぱり私は上記の「地球博物学大図鑑」が推しですね。
なぜなら、子供向け図鑑も、全部揃えようとすると総額で何万円もします。そのうえ、場所も非常に取ることになります。
結局、一冊にまとまっていた方が安価かつコンパクトで何かと都合が良い。
あと、内容が充実しているので、親の知的好奇心まで十分すぎるほど満たせるんですよね。
図鑑は親と一緒に読む
そもそも、図鑑を買っただけで、子供が自発的にページを広げて読むなんてことは基本的には期待すべきではありません。
まぁ、子供が自分から興味を持つことがあったとしても、最初だけパラパラとページをめくるだけですぐに飽きて終わりでしょう。
やはりこの手のものは、最初は親の手引きが必要なんです。
そして、そのためには、親も興味を持てる内容であることが重要なわけです。
親が興味を持てるものに、子供も興味を惹かれます。
幸いにして図鑑には綺麗な写真が満載ですから、子供に対してはビジュアルだけ見せておくことができます。
そして、解説をするのはお父さんやお母さんの役割。別に、本文中の解説をきっちり読む必要は無いわけで、鳥さんのページを見てキレイだねー、ってだけでもとりあえず良いんですよね。
そうやって、自然に無理なく子供の認知の世界を広げていく。そういうの大事だと思うんですよね。