一般的に、失敗は成功のもとと言いますよね。
チャレンジして検証してみないと、なかなか成功に到達することができない。
それは分かるんですが、失敗するにしても、失敗の仕方によって成功への繋がりやすさって違うと思うんですよね。
転び方を覚えるというか、意味のある失敗の仕方を覚えておくことも大切だと思います。
致命的な失敗を避ける
まずもって、致命的な失敗は避けた方が良いんですよね。
家族を路頭に迷わすとか、命に関わるとか。失敗にしても重すぎる失敗というものがあります。
もちろん、大きな失敗から学ぶことは大きいでしょうし、人生観そのものを変える転機にもなったりするでしょう。
それでも、大きすぎる失敗は危険です。いくら学びが大きいからといって、大きすぎる失敗は避けた方が良いわけです。
無謀な賭けをしない
致命的な失敗を避けるためには、無謀すぎる賭けをしないことが必要です。
若いうちは多少無謀にみえても、まぁ生命に関わる事案でなければなんとかなるでしょう。
これが、家庭を持つと事情が変わってきますね。これは昔から同様だとは思います。
やはり、人それぞれに、立場や時期によっても負うことのできるリスク許容度というものがあります。
最悪のケースを想像したときに、それが抱えきれないほどの深刻な事態を招くことが考えられるなら、それは実行するべきではありません。
リスク許容度を超えた賭けをすることを、無謀と言うのです。
リカバリーの手段をあらかじめ考えておく
失敗したときには、当然それなりの損失は生じるわけですね。
時間的損失、金銭的損失、精神的損失、いろいろあると思います。
これが現実に発生した時に、どうやってリカバリーするかをあらかじめ考えておくことは有効です。
あらかじめ考えておくことによって、いざ失敗したときにすぐに再起動することができます。
また、これを考えておくことで、将来起こりうるリスクを冷静に見つめることができますし、精神的な余裕が生まれます。
小さな失敗をたくさん重ねる
現実的で有効なのは、小さな失敗をたくさん重ねることかなと思っています。
失敗の数をこなす。
そうすると、「どういうことをしたときに失敗したのか」が分かるようになります。
駄目な手が分かるんですね。
駄目な手が分かれば、次からは同じ手を打たなくなります。
そうやって、無数にある選択肢の中から駄目な線をどんどん消してゆくことによって、残った選択肢の成功確率が次第に上がってゆきます。
失敗することによって、駄目な可能性をひとつずつ潰してゆくのです。
地道な数稽古の継続が多くの失敗を生み、生まれた多くの失敗が駄目な手立てを潰してゆきます。
残った道は、どんどん成功確率が高まってゆきます。
そうやって、成功に至る道をあぶり出していく工程が、まさに成功に至るための道なのかなと思っています。
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