コロナショックでも世界の株価が暴落しないのは何故なのか?

いや一応、3月下旬に暴落はしましたけども。30%くらい。

しましたけども、なんか、こう言ってはなんですが、「物足りない」。

リーマンショック以降、概ね右肩上がりで上昇してきた株式相場ですけど、欧州債務危機とかブレグジットとか米中貿易戦争とかで揺らいだもののなんだかんだ持ちこたえて、それで遂に訪れたマーケット暴落のタイミングなわけです。

専門家の報告書でも、もう早期でのパンデミック収束はほぼ無理そうな見通しになってるじゃないですか。

早期で収束しないなら、需要の落ち込みがビジネスを蝕み続けるわけです。企業が赤字で血を垂れ流し続けるか、労働者がリストラで切除されて雇用が不安定になるか、どちらにしたって経済的には地獄なわけです。

経済活動と景気が相当悪化するのが分かっているんだから、株価はもっと下値をえぐりこむのが普通じゃね? なんか数年前の水準くらいまで普通にリバウンドしつつあるの、何でなの?

バラマキと金融市場

前提として、今回のコロナショックはリーマンショックとは違って、金融サイドの不安が発端ではないですね。

人々の経済活動が停滞することが懸念材料なので、ビジネスサイドの問題です。

まぁ、どうせ金融サイドにも一定の波及はあるでしょうけど、各国政府は経済対策としてものすごい規模の金融支援策を打ち出していますので、資金流動性はそれなりに確保される、のかもしれません。

お金がちゃんと廻って、銀行の貸出姿勢も硬化しなければ、とりあえず連続倒産のような事態の発生はある程度抑えられるのかもしれないですね。

でも、一方で、世界中の通貨供給量がものすごい規模になる。

リーマンショック後の世界的な金融緩和で、世界中にお金がジャブジャブに溢れて、そろそろ米国あたりで引き締めに舵を切り始めたのになんだかうまく行かなくて。

そして、今回の新型コロナウイルスに対する経済政策で、またお金を大量にばらまく。

ところが、お金を大量にばら撒いたって、消費も生産も落ち込んでたら行き場に困るわけで、その多くはとりあえず金融資産に向かう。預金とか株式とか。で、株式に回ったお金はマーケットの浮上をもたらす。

だから、企業業績が大幅に下がる見通しでも、株価はそこまで落ち込まない。

インフレ懸念

あとは、インフレへの懸念ですかね。ハイパーインフレとか、スタグフレーションとか、とりあえずアベノミクスが目指していたものとは異なる、悪性のやつ。

金利がゼロ水準で、なおかついまだマーケットに中央銀行からの資金供給がなされてる我が国日本。

さらに、何のためなのかよく分からない、全国民への一律10万円給付というバラマキ経済政策。

財政赤字を膨らませて、国民にお金を配って円を大量に流通させて、それで通貨価値が下がってインフレが引き起こされたら国の債務も目減りしてめでたしでしょうか。

今の日本において、実態経済が継続成長していく要因はあまり見当たらないので、インフレが起こるとしても悪性で、かつ、急激にタガが外れるハイパーインフレになりそうですね。

ハイパーインフレ論は、10年も20年も前から色々な人が囁いてますけど、そろそろ真面目に警戒する必要があるのかな。。

と思えば、インフレ対策の選択肢のひとつとして株を買う人が増えるわけで、マーケット価格はこんな環境でも維持されるわけですな。

よーし、それじゃパパ、大枚はたいて(ついでに定額給付金10万円も全部使って)、三菱UFJ国際投信の「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」を大人買いしちゃうぞー☆