英語を勉強すると決めたときにまず考えないといけないのは、勉強時間をどう確保するかですよね。
特に社会人は生活時間のほとんどが仕事で占められていますから、なけなしのプライベートの時間から勉強時間を捻出することとなります。
これが独身であれば、時間を作ることはまだそれほど困難ではないかもしれません。
しかし、もし家庭をお持ちで奥さんや子供が一緒に生活していれば問題はより難しくなってきます。
自宅での自分の時間は独自時代よりもさらに少なく、実質的には自分の時間がほとんど無いなんてこともあるかもしれません。
まぁ、私がそうなんですが^^;
そんな悩ましい制約は、程度の差こそあれみなさんお持ちだと思います。
しかし、そんな中でも、英語の勉強において実は有効活用できる自分一人だけの時間というものが存在します。
それが、通勤・通学の移動時間です。
朝の電車の中で参考書を読んでいる会社員や学生の方もたまにいらっしゃいますね。
これが、英語の学習においては特に効果的に働くのです。
通勤・通勤時間に取り組むべき勉強
英語の勉強という観点から言うと、この通勤・通学時間中に取り組むことができる有益な勉強は3種類あります。
それは、①単語の暗記、②英文読解、そして③リスニングです。
どれも非常に重要であり、移動中は基本的にはこれらのいずれかの勉強をすることになります。
しかし、実はこれら3つのうち、①②と③との間には勉強のしやすさの面で決定的な差異があります。
英単語帳で単語を覚えたり、英文のニュースや洋書を読んだりする場合には、どうしても本を広げたりスマホの画面を見たりしなければなりません。
学習環境と勉強方法
ところが、通勤通学の時間帯の電車というのは大変困ったことに毎日非常に混雑していて、時には身動きも取り辛いくらいのすし詰めになることもあります。
たとえば朝の田園都市線とかマジでヤバいです。冷静に考えて非人間的な乗り物だと思います。
そんな状況ではまともに本も広げられません。スマホの操作もしづらいでしょう。
学習環境としては良好ではありません。
この点、リスニングであれば、イヤホンさえ耳に装着しておけばあとは体を動かす必要が無く、また場所をとることもないので、たとえ満員電車の中でも問題なく勉強をすることができます。
さらにリスニングは、電車の中に限らず歩いているときも聞きっぱなしにすることができるので、場所に制約されない勉強といえるでしょう。
ですから、通勤・通学時間には、勉強できる内容としてリスニングはファーストチョイスになるのです。
道具を揃えること
通勤・通学時間を活用したリスニング勉強を実践するためには、いくつかの道具を揃えて環境を整える必要があります。
まずイヤホンを買う
音声の再生に関しては、今どきはスマホがあれば簡単にできてしまうので改めて再生用のプレーヤーを購入する必要はないと思います。
一方で、イヤホンについては多少考えなければならないことがあります。
まず、電車内で音声を聞くことを考えると、音漏れしないイヤホンを選ぶ必要があります。
一方で、密閉性が高いことで周囲の音が全く聞こえなくなってしまうと、歩きながら使用する際などにはとても危険です。
そこで私が選択したのは、片耳だけのカナル式のモノラルイヤホンです。
カナル式であれば音漏れはほとんど気にする必要がなく、また片耳だけなら周囲の音が聞こえなくなる心配もありません。
これはいまでも重宝しています。
ちなみに、Bluetoothによってワイヤレスで使える片耳のカナル式イヤホンというのも存在します。
コードが邪魔にならないならそっちの方がいいじゃんと思って試してみたこともあるのですが、これはコードが無いためにイヤホン自体にいちいち充電をする必要があり、地味に結構面倒くさいので私は使わなくなってしまいました。
何を聞くか決める
さて、移動中のリスニング環境が整ったら、あとは何を聞くか決めましょう。
もしDUO 3.0で英単語の勉強をしているのであれば、迷わず復習用CDを選んでひたすら聞き続けて下さい。
同様に、現在進行形で勉強している教材があってそれにCDや音声が付属しているのであれば、基本的にはそれを聞くのが良いと思います。
ある程度レベルアップしてくると、PodcastでCNNやBCC等のニュースを聞いたり英語圏のコンテンツを聞いたりすることもできます。この辺はある程度上級者向きです。
基本的には移動中に耳からだけでインプットすることになりますから、音声単独で聞くだけで勉強できるものが望ましいです。
通勤・通学は毎日繰り返されるものですが、英語の学習も毎日の繰り返しが極めて重要です。
しっかりとした教材を毎日少しづつでも着実に繰り返すことができれば、英語力は確実に向上するものです。
この毎日の通勤通学時間を是非最大限に有効活用してほしいと思います。
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