今読んだって面白い、ちょっと昔のおすすめ名作ライトノベル

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ライトノベルって最近読んでないんですが、昔はよく読んでいました。

最近ではKindleなんかでも入手しやすくなってたりするので、今回は、当時私が読んでいた作品の中から、私の主観で決めたおすすめの名作ライトノベルをご紹介したいと思います。

ブギーポップは笑わない

私のライトノベルはここから始まりました。

ブギーポップという謎の人格が、社会に潜む「世界の敵」と戦うという設定のライトなサイエンスフィクション(SF)です。

文章の端々からにじみ出る圧倒的な厨二感は、当時それこそ中学生くらいだった私の心の琴線に響きました。

文体はクドくなくて読みやすく、話の展開もありきたりではなく面白いですね。

シリーズになっているので、「ブギーポップ」シリーズとして何作も続いています。

初めの5作くらいは文句なく面白いと思いますのでおすすめです。その後は異能力バトル的な色彩が強くなってきたため賛否はありますが、私は好きでした。

猫の地球儀

人間不在の人工惑星で、猫とロボット達が繰り広げるこれもまたライトなSFです。

壮大な夢に挑戦する天才の異端児が、社会の統治機構に反抗して自分の意志を貫く物語ですが、そこで描かれる猫同士のドラマが秀逸です。

イラストがとてもほのぼのとしている反面、世界観はなかなかに殺伐としています。

上下巻の2冊構成で完結します。盛り上がる展開の熱量は素晴らしく、読んだことがなければぜひ読んで貰いたいと思います。

私自身、今読み返してみても非常に面白いと思います。

E.G.コンバット

私が、ライトノベルにおいて最高の作品をひとつだけ選べと言われたら、間違いなくこの作品を挙げるでしょう。

この作品を紹介したいという理由で、この記事を書こうと思ったと言っても過言ではありません。

大変残念なことに、この作品は現在絶版になっているようで、なかなか手に入らない状態になっています。速やかなKindle化が望まれます。

なお、注意点が3つあります。

イラストについて

まず、イラストをみて引かないこと。私も、初めてこの作品を知ったときには「なに、この絵」と思ったので気持ちは分かりますが、イラストの「今風じゃなさ」はこの物語において大した問題ではありません。

むしろ、一度読んでみれば、この作品にはこのイラスト以外ありえなく感じてしまいます。安心してください。慣れるから大丈夫とかではないのです。この物語にはこのイラストであるべきなのです。

あらすじ(紹介文)について

次に、あらすじ(紹介文)を読んで「つまらなさそう」だと思うかもしれません(私は実際にそう思いました)。

せっかくなので引用しましょう。

ルノア・キササゲ。21歳。北米総司令部最年少大尉。生成晶撃破数歴代7位。月より舞い降りしワルキューレ。反応速度の女神。男性ファン多数。女性ファンも多数―そんな“英雄”にやっかんだ先輩が裏で画策して、彼女は月に戻されることになった。

与えられた任務はなんと自分が卒業した訓練校の教官。そして初めての“教官任務”に緊張する彼女を月面で待っていたのは、訓練校始まって以来の落ちこぼれと言われる5人組だった…。

抱腹絶倒の“闘い”の日々が始まる。

「抱腹絶倒」などと自ら主張するコピーは、今どきなかなか見ません。その他、散りばめられた独りよがり感の溢れる表現は得体の知れない不安感を煽ります。

しかし、これも心配はいりません。

この紹介文を誰が作ったのかは分かりませんが、中身の完成度はコレではありません。逆に、この舞台設定とこのテーマでよくここまで面白い物語が書けるものだと驚きすら覚えるレベルの作品です。

結末について

最後に、この作品は完結していません。

全4巻という予定になっていたようですが、実際に刊行されているのは3巻までで、最終巻はもう20年近く出ていません。

もう出ないでしょう。この作品のファンもみんな薄々それに気づいていると思います。

しかし、たとえ最終巻が出ないとしても、1巻〜3巻までのストーリーだけですでに十分に面白いのです。

また、3巻のラストの引きは秀逸で、ここで続きを書かずに未完になるのかと思うと非常にスッキリしないのですが、それも含めてこの作品なのかもしれません。

逆に、かえってひとつの結末に向けて風呂敷を畳まれるよりも、不完全燃焼のままもやもやとくすぶっているくらいの方が楽しいかもしれません。

と、思うくらい面白いのです。もし入手できる機会があれば、ぜひ手にとって読んでみて欲しいと思います。