無料のWeb小説の中にも面白いものがあるので、私の一番のおすすめ作品を語りたい

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日本が誇るコンテンツにはアニメや漫画などがあり有名ですが、今回は、私がおすすめする「Web小説」の作品をご紹介したいと思います。

Web小説とは、オンライン上で(通常は無料で)公開されている創作小説のことです。

Web小説は、基本的にはアマチュアの方々によって執筆されていることが多いです。

Web上には数多の作品がありますが、クオリティに関しては正直、玉石混交です。しかも、玉と石のレベルの差がめちゃめちゃ広い分野です。

そのため、なかなか敬遠されがちなWeb小説ですが、探してみると中には秀逸な作品も存在するのです。

そこで、今回はその中から私の好きな作品を1つご紹介したいと思います。

謙虚、堅実をモットーに生きております!

私がいま最もおすすめするWeb小説が、「謙虚、堅実をモットーに生きております!」という作品です。

http://ncode.syosetu.com/n4029bs/

これは、「小説家になろう」という有名なWeb小説サイト上で公開されている小説作品です。

小説家になろうサイトのランキングでも人気上位の作品となっています。

ラブコメ臭の感じられない学園モノ小説

物語は、主人公が「花より男子」みたいなお金持ち学園モノの漫画の世界に転生してしまうところから始まります。

以下、紹介文をそのまま引用。

小学校お受験を控えたある日の事。私はここが前世に愛読していた少女マンガ『君は僕のdolce』の世界で、私はその中の登場人物になっている事に気が付いた。

私に割り当てられた役は、庶民である主人公をいじめ倒し、主人公と恋に落ちる通称皇帝と呼ばれる御曹司との仲を引き裂く、典型的な悪役お嬢様、吉祥院麗華だった。

物語の最後で、麗華は皇帝から報復され家ごと破滅させられる。悪役は消え、主人公達は苦難を乗り越えて結ばれる。めでたしめでたし。

ってそんなの困るー! マンガはそれで終われるけど、私には没落後の人生があるんだから!

主人公達は恋だ、愛だとどうぞお好きに騒いでいてくれてて結構。私は皇帝の怒りを買わないように、存在消してます。

えっ?悪役がいないから物語が上手く進まない? でも私は没落後を見据え、貯金と勉強に忙しいんです。少しでも破滅を回避する為に、皇帝には関わりたくないんです。運命のカップルなら、障害がなくても自力で盛り上がって下さいよ。

前世はド庶民。現世はお金持ちの家の悪役お嬢様。ジャンクフードの味が忘れられず、こっそり家を抜け出して、ポテチ買いに行ってます。

転生する、というよりは、転生していることに気づいた、という設定でしたね。

まあ、そのあたりの導入設定はあまり重要ではなく、物語の中でも「なぜ漫画の世界に入ってしまったのか」とかそういう野暮でつまらないことには全く触れられません。

あくまで、漫画の世界に入った前提で、その後の日常を描いていくお話です。

庶民の生活と漫画の結末を知りながら裕福な家庭に転生した主人公が、悲惨な運命を回避するために奮闘する紆余曲折は、コメディ調で面白いです。

いわゆる「花より男子」のストーリーをパロディ化して別の方向に展開させたような感じて、学園モノ漫画とか好きな方にはおすすめですね。

なお、恋愛要素はほぼ皆無です。

話の展開も面白く、登場人物に感情移入しやすい文体も読みやすいです。

難点としては、長期で連載されているぶん、「長い」ということでしょうか。

私も一気に読み切ったら、週末がまるまる無くなりました^^;

メディアミックスは難しそう

お話は非常に面白いのですが、アニメ化などのメディアミックスは難しそうな気がします。

というのは、全体的に、登場人物の考えていることや気持ちの部分の描写が多く、映像的な動きが多くないんですね。

まぁ、漫画だったらいけると思いますが。

そういう意味では、巷のすでにメディアミックス化されている作品よりも全然面白いじゃんと思いつつ、商業的な展開を考えると考慮すべき着眼ポイントがまた異なってくるんだなぁ、というようなことを思いました。

小説家になろうについて

ちょっと話が脇道にそれますが、この作品が投稿されている「小説になろう」というサイト、有名な小説投稿サイトではあるんですが、ちょっとクセがあります。

ランキングを見て頂くと分かるかと思いますが、小説のジャンルとしてファンタジー系の物語がだいぶ多いんですよね。

また、その中でもやたらと異世界転生みたいな題材が多いです。

これは、こういう題材の作品が過去にウケてメディアミックスまでされた結果、似たような題材の作品が雨後の竹の子のように出てきたものです。いわゆる「売れ筋」なわけです。

あと、おそらく読者もそういう題材にフィットする年齢層の方が多いのでしょう。

こうした作品群は、なんとなく共通の世界観や様式を共有していることから、「なろう系小説」などと言われております(と思います)。

ファンタジーとかいまいち興味が無い立場からすると、なかなか取っ付き難い世界なのですが、そんな中でひときわ特別な輝きを放っているなぁと思ったお気に入りの作品が、今回ご紹介した「謙虚、堅実をモットーに生きております!」という作品なのでした!